2011年12月7日水曜日

量より質

昨日、プレのクラスの途中で、支払いの仕事があったので、
しばらくイサに見てもらって出かけた。
みんなに「ちょっと、銀行行ってくるね」と伝えると、
あきさんが「かさ持って行ってね。帰りに雨ふるよ」と言ってくれた。
本当に大人だなあと思う。
昨日は夕方から雨が降った。

寒くなって来た。
この時期に一番気を遣うのは、やはり体調管理だ。
夏はいくら暑くても、水分と涼しくすることでなんとかなる。
冬は風邪が怖い。
風邪をひいても僕は動けるが、人にうつしたら大変だ。
手洗いうがいと、食生活、睡眠。
なにせ、風邪をひいたから休みますと言う訳にいかない。
この場においては代わりはいない。
だから、毎年気をつけて過ごす。
用事がなければ外へは行かないことにしているが、
なぜ人の多い場所で、マスクもしないで平気で咳をしている人が、
あんなにも多いのだろう。
風邪をひいてしまって、それでもどうしても外に出なければならないなら、
せめてマスクくらいするのが常識だろう。

自分の身体は人や場の為に使うものだ。
良い仕事をするには、体調管理は不可欠。

月刊ソトコトの今月号、
「愛のギフト大特集 ベスト•オブ 社会をよくするお買いモノ」に、
アトリエ・エレマン・プレザン東京佐藤よし子が、商品を紹介いています。
今回はハラペコあおむしさんの野菜を紹介させていただきました。
食の安全と有機農業を応援するという視点です。
質の良い野菜は食べれば分かります。
ここもよし子の同級生のゆみちゃん(なれなれしくてごめん)が頑張っています。

彼女からは昨日、出産祝いで卵やお菓子や、
すてきなレシピの本を送ってもらった。
お手紙からも、よし子を本当に理解している、友情が感じられて嬉しかった。
ありがとう。

野菜は普段、他にも同じくよし子の親友でアトリエにも何度か来てくれた、
かおりんと九州で農業をしているなかたさんからも、送ってもらっている。
それぞれ、すばらしい仕事をしている。

農業問題が語られているが、僕は基本的に日本の農業は、
量より質で勝負するしかないと思う。
輸入を規制することで守ることが本当に出来るのか?
それよりも、違う価値化を目指すべきだ。
比較した時に、輸入物の方が安いから買うという人が多くても、
それを上回る価値があれば、こっちの方が高いが質がいいと選択する人も、
増えて来るはずだ。
それにはビジョンを明確にする必要がある。
日本はどこが強く、どこが弱いのか。
これまで農業だけでなく様々なジャンルが、弱点で勝負して来た。
もう少し自分を知るべきだ。

それはそうと世界的に質より量の時代がつづいたのだから、
そろそろ質を見直すべきだ。

このアトリエでも質にしか重点をおいて来なかった。
これからは質が問われる。
そして質を求める人が増えて来なければならない。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。