2012年11月12日月曜日

暖める

今週からさらに寒くなるようだ。
部屋をなるべく暖めている。

土、日曜日のアトリエでは、みんな本当に良い表情で作品もいっぱい出てくる。
まずは順調。
これから、寒い中での制作なので、別の意識に切り替えていく。
前にも書いたけど、気候や気圧や気温等、外的な条件は重要だ。
それぞれにあった配慮が必要になってくる。

作家もスタッフもどんな条件でも、それを最大限に活かして良いものを創っていく。
そういう場であり続けている。

だからどんな季節も、その季節の中でしか生まれない作品や場が出来る。
でも、仮にスタッフとしてどんな気候条件がいいかと聞かれれば、
まあ暖かいにこしたことはない。
明るくて暖かい季節や天気が良いことは間違いない。

もし、どんな場所でもアトリエが開けて、みんなが来ることが出来るなら、
やっぱり南の島のような環境でやりたい。
これは思いつきではなく、10代の頃、
様々な障害を持つ人達と暮らしていた時から考えていた。
考えていただけではなく、リーダーの方に「沖縄で始めましょうよ」と、
若気のいたりで提案したこともあった。
「君が責任を持って、そこで一生やる気があるなら考えるよ」
と言われて、そのままになったと思う。

あの頃は純粋に、どんな風にすればより良くなるかだけ考えていれば良かった。
みんなが支えてくれていたから、好きなように出来ていたのだと思う。

場や人のこころを考えると、そういう発想になるのだけど、
根が強い僕のような人間にとっては冬は良い季節だ。
むしろ新潟とか寒いところに行って雪を見たくなる。
実際に暮らしていたらどれだけ大変なのかは、経験があるので知っているのだけど。
豪雪地帯で雪が減っているのも寂しいものだ。

さて、そんなことより、具体的にこの季節はどんな心がけが必要だろうか。
外的環境も、内面的な部分でも、とにかく暖めておくことだろう。
身体を暖めることの大切さは東洋医学の多くのジャンルの方が指摘している。
それから、こころを暖めることだ。
自分のものも他人のものも。
やっぱり寒い季節はこころも冷える。
これは事実だ。
逆に暖かい季節は、それだけでこころを暖めてくれるか、
というとこれは言い切れない、というか多分そうはならない。
でも、寒さはそれだけでこころを冷やす。
良く暖めていかなければ、こころが動かない。

お互いを良く見て暖かい場を創っていきたい。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。