2014年6月15日日曜日

その時が全て

やっぱりみんな凄い絵を描くなあ、と当たり前のことを思っていました。
土曜日も充実した深く静かな時間となりました。
今日も良い場になりますように。

最近は場を離れることも出て来たので、
久しぶりに入ったりすると、集中の仕方も意識や身体の使い方も、
いつもとどれだけ違っているのかを感じる。

僕のような怠け者はこれほど真剣に何かをすることは、
普段の生活ではあり得ない。

使い尽くす、すべてを出し尽くす、
ということがどれだけ素晴らしいことかが分かる。

その時、その場ですべてをかけて、そして次の場面ではまたゼロから、
それが本当の生き方なのだと思う。

作家達の絵にしたってそうで、彼らは次の絵のことなど考えない。
目の前のその一枚がすべてで、そこに全エネルギーを注ぎ込む。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。