2014年6月22日日曜日

ちょっとだけ雨

先週、そして今週と素晴らしい作品がたくさん生まれている。

いつも言うことだけれど魔法のようだ。

イサにしっかり見てもらって、つかんで欲しいと思っているので、
伝えるつもりで動いている。

大事なところはいくら言葉で言ってもだめで、やってみせて行くしかない。

場に入るなら一人が一番動き易い。
人と一緒だとエネルギーをかなり使う。

必要な注意力はかなりの体力を使うので、基本は良く寝ること。
人生は複雑で、仕事も生活もコントロール出来るものではない。
だから良く寝るという単純なことも出来ないことは多い。
寝ていないと影響が出るくらいなら、
もっと色んなことに立ち向かって訓練した方が良い。
あくまで出来る時はだが、何をするより寝る。

酵素シロップ、レモンをベースにしたのが完成。
他に梅のも仕込み中。

ナイの演奏でベートーベンを聴いている。
噛み締めるように進行する音楽。
ナイの人生を聴いているようだ。

見るとか聴くということも、今の風潮では光を強くするとか、
音を鮮明にするとか、そういうことだと思われている。
それは音を音だと思うからで、例えば絵画であればそれを絵画だと思い込む。
そうではなくて、それが真の芸術であるなら、
そこにあるのは一つの精神、魂だ。
こう言ったからと言って何も曖昧な話ではない。

一つの感覚に頼ろうとすると感度が落ちるということでもある。
見ている時に視覚だけに頼ると何も見えない。
聴いている時も同じ。

最近、ソニーの言っていることが気になる。
見るテレビから感じるテレビと言っていた。
更には音楽の方でも聴く音から感じる音へと言っているようだ。
同じことを言っているのか分からないが、これは本質的なことかも知れない。

少し雨が降っている。
あまり梅雨らしい梅雨でもないが、僕は嫌われるこの季節が案外好きだ。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。