2014年7月27日日曜日

始まりました

暑い日が続きます。
アトリエでの様子を見ていると、作家達もややつかれぎみです。
身体に気をつけて過ごしたいですね。

展覧会無事スタートしています。
プレスリリース、レセプション、内覧会を終えて、昨日が初日です。
盛況とのことで感謝しています。

僕もまた新たに作品達に出会う事が出来ました。
個人的にはこのレベルの展覧会はそうそうないと思っています。
彼らのエッセンスがあるし、質も高いし、一言で言えば凄いものを感じます。

ただ、毎回言うことですが、絵は自分で見て感じるもの。
それぞれが自己の体験の中で出会って行くものだと思います。

僕らは本当は何も語るべきではないかも知れません。

そんな訳で、だからこそ是非、作品に触れて頂ければと思います。

今日は午前の制作の場に入ろうと思います。
真剣勝負。美しい時間をみんなで創って行きます。
一つ一つの作品、一つ一つの場が答えです。

上野と経堂の場が響き合うように。
創る人、見る人、様々な立場でその場にいる人、
みんながやさしい感情に満たされるように。
そこに平和と調和の静かな風が運ばれるように。
人と作品、こころと美、人と人、こころとこころ、個と世界、
たくさんのあたたかい出会いが生まれるように。

今、自分の目の前にあり、足下にある、この場所が、
こここそが世界中に繋がる地点なのだと思う。
美も調和もここにあるよ、とそういうことを彼らの作品は教えてくれている。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。