2014年9月13日土曜日

薔薇の香り

季節の変わり目。
よしこが疲れ気味なので少し心配だ。

昨日も会場で様々な方にお会いしたが、
涙を流す方、こんな作品と出会えて良かったと仰る方、
これまで見た展覧会でベストワンです、とお話し下さる方もいた。

僕達はこういった思いを真っすぐ受け止めて、忘れてはいけない。

何の為にやっているのか、いつも胸に刻んで行かなければならない。

15日は髙橋源一郎さんの後で中原さんとお話させて頂く。
昨日も夜になって中原さんと会場で立ち話していたが、
いつも深い話題になる。
お付き合いさせて頂いて、展覧会の時間の経過とともに関係も濃くなっている。
15日は打ち合わせなしで行くことになっているが、
その前にほとんど話しちゃってる気がする。
でも、また違う感じになるだろう。
人前で話すのは何度経験しても緊張するけど、緊張の中で頑張ります。

今日は土曜日クラス。
ここも午前からかなり濃く深い制作になる。

火曜日の公開制作の中盤位からだろうか、
どこからか急にバラの匂いがしてきて、てる君と2人でなんか良い匂いするねえ、
と話していた。
それはあの場、あの時間に相応しいものだった。
会場でご覧になっている方からのものだったかも知れない。
それでも不思議だ。

あの甘い時間にピッタリだった。
てる君も僕も男には珍しくバラの香りがすきだし。

それはともかくとしても、香るような場でありたいと思う。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。