2014年9月6日土曜日

楽しい時間

連日会場通いをさせて頂いておりました。
今日、明日は制作の場に入ります。

沢山の有り難いお気持ちがあって、
教えてもらえたこともいっぱいあって、
最後には一生懸命やって行くしかないな、と思っています。

いつでも力は全て使うし、あるものは全部あげるし、
出し惜しみだけはしない。
もともと何も持っていなかったのだから、失うことを恐れない。
無くなったらまた生み出せばいい。

僕には自閉症の友達がいて、彼と長年生活した後、
別れる時にメッセージをもらった。
最後の所に「でも、君は人付合いがへたくそだった」と書いてあった。

本当にそのとおり。

生きることも多分へたくそだ。
遊べば遊び過ぎるし、真剣になればなり過ぎてしまう。
若い頃はよく「良いけどやり過ぎ」という評価をうけた。

特別な何かがある訳でも、出来る訳でもない。
だからどうしても一生懸命やるしかない、と思ってしまう。

金曜日はお客さんの中から「ここが究極ですね」という言葉までいただいた。
午前中から夜の9時まで会場にいた。
夜、学芸員の中原さんと焼き鳥屋へ。
上野のディープなお店。4人位しか座れなくて、場所も外で屋台に近い。
こういうの良いなあ、と思う。こういう場所にいる時間も良いなあ。
遅くまで話しこんでしまった。
中原さんと僕だとツッコミ役がいない感じでどこまでも真面目。
外から見ていると可笑しいかも。
でも、僕にとっては本当に楽しい時間だった。

地位もお金もないし、器用な生き方は出来ないけど、
人にだけは本当に恵まれているなといつも思う。

さて、今日のアトリエも作家達と共に最高の場にして行こうと思います。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。