2014年10月3日金曜日

大切な人

今日の朝日は素晴らしかった。
遠くから差して来る光。

連日、会場通いを続けさせて頂いている。
土、日曜日は大切な制作の場に入らなければならない。
最後の土、日に伺えないのは残念。
でも多くの方に見て頂きたい。
本当にもう終わってしまう。

昨日は元学生チームのスナフこと宮浦君が来てくれた。
雰囲気が変わってしまってないか、ちょっと不安だったけど、
変わらないどころか密度を増していて嬉しかったと言ってくれた。
帰ってきた感じとも。
そう仕事のレベルを落としては大切な人達の帰る場所が無くなってしまう。

いつまでもこの純度を保って行きたい。

話は前後して宮浦君の来る少し前のこと。
これを書くと佐久間は尊敬する人がいっぱい居ると思われてしまうが、
またまた尊敬している方が来て下さった。
僕は尊敬という言葉はそう簡単には使いたくない。
ここ数年は一年に100人以上は人と出会っているはずだけど、
尊敬するような人は一生に10人以内だろう。

ただ、そういう大切な方々がみんな反応してくれるということだ。

そのジャンルでは大袈裟かも知れないが、
日本一ではないかと密かに思っている方。
丁寧にじっくりご覧になっている姿が印象的だった。
大切な方とは滅多に会わないし、そんなに話すこともない。
お互い感じ合っているから。

公開制作の日、こんな感想もいただいた。
てる君との関係について、制作の場に入っている時間、
あんなに丁寧にやさしく触れ合ってその時間を大切に過ごしていたのに、
終わった瞬間に2人ともあっさりと、じゃあまた、となった場面が面白かったと。
それは僕達の深い関係を表している。
あえてそうしている訳ではない。
分かり合っているから無言の会話となるし、
深く繋がっているからさっと離れることも出来る。
そして離れたとき、より深く繋がるものがあることも知っている。

作家との関係もそうだし、男であれ女であれ、仕事であれ、
惚れきると必ず帰ってくるものだと思う。

空が少しづつ高くなって行く。
秋の日差しは透き通るようだ。
目を閉じていても光を感じる。

今日も掛け替えのない一日が始まる。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。