2014年12月29日月曜日

この一年

2、4週クラスもこの土、日曜日で今年最後の制作を終えました。
最後はちょっとお休みの方も多く寂しかったのですが、
集中した深い深い時間となりました。
充実感いっぱいで今年を締めくくることが出来て良かったです。

皆様、本年も有り難う御座いました。

外へ発信する場面の多かった一年でしたが、
改めて制作の場が変わらず、と言うよりはより充実した内容を実践出来たこと、
作家、スタッフ共に本質をしっかりと深められた実感があります。

場が全てです。

2015年はまた別の形で外への発信の場面が増えると思いますが、
場を守る、場を深めるということ、
日々、作家達と心を通い合わせて、
幸せと高い質の作品を生み出して行きたいです。

ここ最近もダウン症の人達を紹介した企画が目立ちます。
そのほとんどが正しい認識に立ったものとは思えません。
まだまだ、そのレベルです。

でも、もう多くは言わないことにします。
人それぞれ、それを良しとする人がいるからあるのだと思います。

アトリエ・エレマン・プレザンの活動を良しとして下さる多くの方々がいます。
僕達はまずその声に答えて行くことに専念したいです。

今年を終えて、制作の場を振り返ると、
やはりここにこそ価値があるし、比較することではありませんが、
日本一、世界一の場所だと本気で思います。
むしろもっと良い場があれば嬉しいのですが。

僕達はみんなで大切に大切に、思いをかけ、響き合い、
この場を創って来ました。
その結果が気がつけば遥かな高みにまで達していたのだと思います。
大袈裟な言葉だと思われるかもしれませんが、
冷静に分析も続けながら、濾過してきて、奇麗なものになったのは事実です。

来年も外へ向かっては更なる希望に繋がる展開を、と考えております。
気を引き締めて、制作の場も創って行きます。
どうぞご期待下さい。

この世界の中で良い環境を創って行きましょう。
ささやかな日々の中で繋がりを大切に、
物質面以上にあたたかいこころとこころで響き合って行きましょう。

皆様、良いお年をお迎え下さい。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。